夫婦

「妻と夫が共に清らかな信心を持ち、自らを律し寛大で互いに優しい言葉を交わす。
このような夫婦は、多くの利益を得、安らぎを生じる」 ・・ニカ-ヤ

ある中年の仲のいい夫婦がおりました。子供はありませんでしたが、ある日突然、
夫はビルの屋上から飛び降り自殺してしまいました。原因は商売の行き詰まりで
将来を悲観してのことでした。
残された妻は、最愛の夫の死を目の当たりにし見るも哀れなほど落ち込んでしまいました。
彼女の兄弟たちは、後追い自殺を心配してその後何日も夜泊まりに行きました。
その妻は、夜物音がすると起き上がり周りを見渡し、玄関の方に行ったりします。兄弟たちは
その姿に憐みを感じ、彼女にさとしました。
「彼はあの世に行ってるんだから、もう戻って来ないんだよ」と。
しかし、彼女の気持ちはそうじゃないといいます。
「夫が亡くなったのは間違いないのだけれども、私が物音に対して眼をこらすのは、夫の霊が
帰ってきたと思うのです。夫とは、話したいことが沢山あって幽霊となっても出てきてほしいの
ですと・・・

またある中小企業の社長さんが、倒産の危機に陥りそれを避けるべく頑張っているととうとう
病気で倒れてしまった。順調なときから比べるとまさに弱り目に祟り目であった。
そのとき、人の勧めから霊能者を紹介されお会いした。
霊能者曰く、「貴方には悪霊が憑いているからお祓いをしなくてはならない」と云われる。
いくら払えばいいのかと尋ねると、5万円だという。
少し高いが、これで元の順調さが取り戻せたら安いものだと思い、その霊能者にお祓いを
お願いした。 お祓いが終って社長が代金5万円を差し出すと、その霊能者は50万円だと
云う。 社長はそれじゃ話が違うをいうと、その霊能者は「貴方には合計十体の悪霊が憑いて
いて、それを全部祓ったから50万円だ」と云い張りました。
こうなると詐欺のようだが、現実にある話・・。霊は存在するが、悪霊などというものを意識する
とこのようなやからが増えてくる。霊を正しく祀って供養することが人間としての勤めである。

函館では今月がお盆です。
良き供養を願ってやみません。