厚意を素直にうける

昨日、修行時代の大先輩からお電話を頂いた。
先月15日、帰坊(智恩寺)の折り電激訪問をして以来の御声だった。
10歳も年上なのにどうしてか「タメ口」を許してくれる心の広い方である反面、
所作進退には、修行時代と全く変わらず厳しく叱咤激励をしてくれる。

「奥村~ な人から物を戴いたらこころよく受けること。それも躊躇わずにな!
此の意味わかるか~?」と云われた。
なにをもって云うのか、でも凄く同感するところであった。
その方が考えた戴き物に対してこころも物もその一言で台無しにしてしまう。
丁重に戴き、感謝を申し上げるのが本筋でなかろうかと云われた。
その方が帰られてから、本意をじっくり考え時を見て行動に移せばいいことだ。
無暗に拒絶したり、真意を探ったりすることは何一つない。

古参(こさん:古くから修行している大先輩)和尚が、時の住職に鯉こくを食べて頂こうと
まずば鯉を持って丈室に参じた。(鯉のでどこに疑惑付きだったよう)
住職は、その厚意を素直に受け丁重に御礼を述べたそうである。
続けて申された言葉は「もとの池に戻して来てください」と云われた。
古参和尚、逃げるようにその場を去ったという。

昨年の晋山結制以来、こころを表す仕方や物にまでもその方の思いを考えて形にこころに
表すことの大切さを感じていたところだった。

その大先輩から地産のさつまいもを戴いた。
先日、毛ガニを送った。 さつまいもと毛ガニのそれぞれの思いがありがたく素直にさせてくれた。