それぞれの死・・・・

米国で脳腫瘍のため余命半年と宣告された女性(29歳)が、11月1日に医師から
致死薬を受け取って死亡した。女性は事前に病気や死亡日をユーチューブで発
信していたため、全米で大きく報道された。

安楽死と尊厳死。

安楽死とは、患者本人の自発的意思に基づく要求に応じて、患者の自殺を故意
に幇助してにに至らせること(積極的安楽死)、および、患者本人の自発的意思
に基づく要求に応じ、または、患者本人が意思表示不可能な場合は患者本人の親
・子・配偶者などの自発的意思に基づく要求に応じ、治療を開始しない、または、
治療を終了することにより、結果として死に至らせること(消極的安楽死)である。
尊厳死とは、延命治療を受けずに自然の成り行きに任せて死ぬこと。本人が食べ
たり飲んだりできる程度に合わせて、食事を提供するが、胃瘻など経管栄養や点滴
もしない。延命治療だからだ。

長尾和宏医師の著書
「医療否定本に殺されないための48の真実」より引用。

 『「スイスには、尊厳死を請け負う2つの組織がある。スイス国民のための『EXIT』と
外国人も受け入れる『Dignitas』。共に『看取りの家』に入り、お別れパーティーを開
いて、医者から命を絶つ薬を処方され、死を迎える。これを日本では安楽死という。
映画「母の身終い」の内容説明となっているが、注目したいのは「尊厳死」にあたる
言葉がない、と言う点だ。その理由は「当たり前だから」とある。
つまり、欧米で「当たり前」のことが日本では「当たり前」でない。日常生活で議論と
なっていない。訪問診療の医師が活動している現場などでは、事実上の尊厳死は
広がっている。』

ときには尊厳死であってときには安楽死になりうる可能性はある。
いろいろな角度を変えて観たとき考えたときその死は決まる。
尊厳死的な安楽死を私は推奨したい。
決めてかかることだけは避けなければいけない。

これからもまだまだ議論は絶えない。そうするうちにいい方向へ向かうことを願う。