初心忘るべからず

法事後の法話は決まって「初心忘るべからず」/私的解釈として「今日は残りの人生の
最初の日」と諭して終わるのがここ数年のパタ-ンである。(残りというのは不穏当
だと思っているが)

東京ディズニーランド(DL)では入場者の78%は二度以上来た人だそうである。
なぜ二度以上来るのか?と尋ねると、ほとんどの人は”感動しにくる”と答えるという。
では、どうしたら人を感動させられるかというと、そのには新鮮さが必要だという。
「初心忘るべからず」という言葉があるが、言葉だけではなく、その具体的な方策を
考えたのがこの東京DLの素晴らしいところだというのである。
例えばDLには500人のショ-ダンサ-がいるそうで、この人達が全員1年に1回
試験を受けなければならない。何年もやっていればテクニックは当然上手くなる。
しかし、それに安心してダンスや笑顔がどうしてもすれてくるという。
だからここで試されるのは、テクニックの上手下手ではなく、ダンスや笑顔が新鮮か
どうか、つまり「初心を忘れていないか」どうかということ。
このことをDLでは、毎日初めて演じるこころ、つまり「毎日初演」と言っているそう
である。試験の時期になると、ダンサ-達が親会社の上司の部屋にやってきて、ニコッと
微笑み”私の笑顔、まだ新鮮ですか?”と聞くそうである。

私達も、時折自分の生き方を試験してみる必要が大切ではないだろうか。
あなたは、新鮮な生き方をしていますか? 初心を忘れていませんか? 
お互い初心を忘れないようにするための誓いを毎日、お休みになる前に一日の反省と
感謝をして我が宗派のお唱えこと「南無釈迦牟尼仏」と十回、お唱えして休むように
しては如何でしょうか。

さあ!平成二十八年の始まりです。
皆様のご家庭に、ご縁の方々にご多幸あらんことを祈念いたします。