「謝るということ」

今年も師走を迎えた。
一年の出来事を反省するときでもある。良かったことも悪かったことも含めて・・・。
今年一番の出来事に挙げたいのはミニパトカ-に衝突されたことである。
お寺に戻る途中、一方通行を追随していたところだった。
前走するミニパトが左にウインカーランプを点滅確認、追い越し切るか切らないかの場面。
左後方にドン!という衝撃を受け路肩に停車させた。(なに?ミニパトが当ったのか)
車を降りると反対側から運転手である警察官が神妙な顔をして近寄ってきた。
大きな身体の警察官、開口一番、「謝る!」と思っていた。
しかし、出た言葉は「近くの交番にいる上司と連絡とってますから」と云う。
寒風吹き付ける中ジッと待たされた。間をおいて「お身体大丈夫でしたか?」と云われた。
数分して交番の上司がやってきて「お身体大丈夫でしたか?」
数分後、事故処理車が来て現場検証。ここでも「お身体大丈夫でしたか?」
時間も17:00前、段々暗くなってきた。(どうして謝らないのだろう、不信感を抱いてしまう)
別の女性警察官がやってきてここでも「お身体大丈夫でしたか?」
事故処理には流れる如く約30分で終わった。

翌日、中央署の上司と思われる方から電話が掛かってきた。
「昨日は大変申し訳ございませんでした、驚かれたでしょう?お身体は大丈夫だったでしょうか」
(ここでようやく謝ったか)
小生、その上司を電話越しに諭した。
「その一言が欲しかったです。昨日からの蟠りはいま貴方の言葉で消えましたが、私が思うにはこの件が、法律(署内の規則や警察の立場)だとか保険の関係でだとかを執拗に気にしているようでなりません。その前に人間として人として悪いことをしたり、お陰の力を受けたり与えたりしたら当然謝するものでないでしょうか。」と。
受話器を置いた途端、自分(所作言動)に照らし合わせていた。
「謝る」・・ 大切な一言である。