六道輪廻 ~あなたは何処に~

今年も勤務先のお寺の回廊には地獄絵図が飾られていました。(7/7~7/15)
仏教には「六道輪廻(ろくどうりんね)」という教えがあります。
生きとし生けるすべての物はこの世に生まれ平等に帰って逝く。一つ一つの
生き物が死ぬとまた別の生き物として生まれ変わると謂われる。これを輪廻
と云い。そして生まれ変わる世界は、天上・人界・修羅・畜生・餓鬼・地獄と分
かれていてこれを六道と云います。

七日七日に生まれ変わり、遅くとも四十九日までにはどの世界に生まれ変わ
るかが決められると云われます。
死者は七日ごとに裁判を受けます。
初七日に秦広王(不動明王)に裁かれ、罪の決まらない者たちは、三途の川
を渡って先へ行くが、罪の深い者ほど川の深いところを渡らなければなりません。
そして渡り終えた途端に、みんな奪衣婆(たつえば)に着物を剥ぎ取られ・・・・。
二七日(ふたなのか)には初江王(釈迦如来)に裁かれます。
三七日(みなのか)には宋帝王(文殊菩薩)、四七日(よなのか)には五官王(普賢
菩薩)が、五七日(いつなのか)には閻魔大王(地蔵菩薩)に裁かれます。
閻魔大王が善い行いや悪い行いが書かれた物を読み上げると、死人は「私は
そんな悪いことはしていません。」と、ごまかそうとします。
しかし、閻魔大王の鏡には、生前の行いが全て映し出されるので、嘘をついても
すぐに解ってしまいます。
六七日(むなのか)には変成王(弥勒菩薩)、四十九日に泰山王(薬師如来)に
よって、最後の判決が下されます。

これによって六つの世界のどれかに行くことになります。
その一つが地獄ですが、他には、餓鬼・畜生・修羅・人界・天上があります。
自分ばかり美味しいものを食べていると餓鬼になって、食事をしようとすると
火になって食べられません。畜生は人間以外の動物です。修羅は争いばかり
している世界です。人界は人の世で、天上は仏さまの世界です。

一年ぶりに我が家に戻られたご先祖様。
三日間お持て成しをして、語り明かし
ましょう。罪深き我が身我が心を問いかけられるのもお盆の大切な行いでしょう。