入定塚信仰(にゅうじょうづかしんこう)と妖怪アマビエ

依然と新型コロナウイルス感染が収まらない。すべての職種に大きな負担が強いられている。
どこまで感染拡大し終息に至るのかわからない。
社会も経済もボロボロになっていく。ゆえに即効性を求める。そこには副作用が見え隠れ。
こころの癒しを求め、メディアから見聴きする動画が物語っている。

お金のある人はお金を、知恵のある人は知恵を 力のある人は力を・・・・。
なにか僧侶として役に立てないのかと思いつつもこの2か月以上を過ごしてきた。
マスクが手に入らず苦しんでいてそれぞれに自作のマスクを作っている。
そんな中、実家の兄からマスクが大量に入るのでまずは檀家さんや事業している園の人達に
配りたいので配布主旨文を依頼された。
早速、次の早朝思いをしたためにPCと向き合った。メ-ルで返した。
しかし、大量のマスク入荷は叶わなかった。(折角、知恵を絞って作った文章だったのに・・)

数日後、妹が手作りで作ってくれるという連絡が入った。兄の思いは私以上に強かった。
その兄の思いというのが、入定塚信仰と僧侶として何か役に立ちたいという想いが重なった
のであろう。、
実家のある千葉県南房総市白浜町地域には入定塚信仰がある。
実浄法師入定塚:安政3年(1856年)大地震 安政4年 大飢饉 と天変地異がうちづづき當地は疫病の大流行があり、多くの村人が死んでゆきました。
この疫病から村人を救うため旅僧実浄上人は、入定を決意 観音堂に籠り食を断って鐘を鳴らしながら一心に疫病がおさまることを祈願し、自ら即身仏となった。(入定塚在地:南房総市白浜町白浜4129-1)
こうしてマスク200枚作ってくれたそうでそのうち30枚を頂くことになった。
それも祈願したマスクに変わって。
さらにその30枚を自宅(智恩寺函館心響庵)仏間に祀って祈祷を繰り返すことになった。
ここに『感染終息祈願マスク』が誕生した。

その後追加60枚をお願いしてご縁の方々にお配りした。
そして残りの20枚には『妖怪アマビエ』のスタンプを押してお届けした。
兄の想いには負けるが、僧侶として云々。。は同じ気持ちである。

妖怪アマビエ:弘化3年(1846年)、肥後(現熊本県 )の海中に、毎夜光るものが出たという。
土地の役人が行ってみると、海中から怪しい化け物が現れた。その姿は、全体的には人魚のようだが、髪の毛が長く、顔には鳥のようなくちばしがあった。役人が驚いていると、化け物こんなことを言い始めた。「私はアマビエというものである。当年から6年の間は諸国豊作である。しかし、病気が流行ったら、私の写し絵を早々に人々に見せよ」そんな予言めいたことを言い残し、再び海中に潜ってしまったという。(水木しげる著 決定版 日本妖怪大全)

今朝のお勤めでも「ウイルス感染防止」「疫病退散」の祈願をする毎日である。