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法事リモ-ト奮闘記。

コロナ禍の効用?だろうか、今年に入って二度法事をリモ-トで行った。
1月のその日は、施主の方が埼玉県に居てここ函館の親戚のお宅の仏壇に5人ほど
集まっての法要となった。
試しにLINEビデオ通話を使って思いつきでリモ-ト法事を提案した。
10分ほど通信に苦慮したが無事開始。施主の方は携帯を仏壇前において座っている
ようである。大変だったのはこちらにいる親戚の奥様。
施主の方からセッティングにあたって注文がくる。
「私がそに座っているように仏壇の方に向けて映してください」。だの
「ちょっと右のほうに向けてください」・・・・。
さて法要中には、こちらの奥様をちらっと見るとさらに施主の方を気遣っている。
焼香になるとそこに施主の方が焼香をするかのようにカメラを向け、奥様の手を借りて
合掌、焼香となっている。
そのうちか、持つ手が疲れたのかカメラの位置がずれ、ふらつき状態になったようである。
間髪入れず、「お母さんもっと脇を締めて!」と娘の小声アドバイス。
法事を終わってからお話を15分ほどしたのだが、そこでも奥様の気遣いを感じた。
お経本を配っていっしょにお勤めをさせて頂き、3か所の経文言を解説した。すると
その個所をカメラでなぞってくれているではないか。
話も熱が入り、ここに施主の方が居るかのようにお話しも進んだ。
私もいい経験をさせて頂いた。画面に向かって「お疲れさまでした。これで法事終わります」
と。所要時間は約45分。
なっといっても一番有り難かったのは奥様である。
疲れ切った奥様の顔は形相を変えていた。
締めくくりに施主の方曰く「親戚の方にお礼を云いたいのでひとりひとりにカメラを向けてく
ださい」。しっかりと云うがままに動作した奥様に頭が上がらなかった。

2月に行われたお宅での法事は東京にいる弟さんの遠方セッティングなどで
スムーズにことが運んで本格的なリモ-ト法事をさせていただいた。

時代たねぇ~ その場にいたすべての人は口々に話していた。
しかし、スキンシップはその場に居て以心伝心があるのである。コロナが憎い。