食うてはこして、ねておきて。

頓知で有名な一休禅師。実は、かなり辛口で人を食ったようなところがあったそうです。
その一休さんの歌と伝えられているものに
   世の中は食うてはこしてねておきて
      さてその後は死ぬるなりけり
という歌があります。
「こして」とは漉すということで大便をしてという意味。 つまり、人間というものはこの世に
生まれて何をしているかというと、そんなにたいしたことをしているわけではなんだと。
ただ飯を食っては糞をし、寝たり起きたりして、そんなことばかりで一生を終えるのが
人間だ・・・、というのです。
人間という生き物は自分の身体これ一つで生きているのに、ともすれば現代の人はその
事実から眼を逸らし、頭ばかりで考えるようになっているのではないかと思います。
一概には言えませんが胃腸の悪い人は、大方精神的な要因が多いでしょうし、生真面目
な人ほど鬱病に罹りやすいでしょう。あれやこれやと気に病むことが続くと、必ず身体に
変調をきたしています。
そんなときは、一度自分というものを外から見る眼を持ってはどうでしょう。
どうせ人生は食うてはこして、ねておきてという単純さで成り立っていると考えよう。
”・・・・すぎる”のも考えもの。「信心すぎて極楽を通り越す」、かえって迷いを深める場合が
あるのではないでしょうか。

師走。一年の反省と感謝を!来るであろう年に希望を!
2006年、貴方にとってどんな年でしたでしょうか? 一年のお付き合い有難うございました。
明年もよろしくお願い申し上げます。