のど元過ぎれば・・・・・・

暑さ寒さも彼岸まで。もう9月・・・。
少なかった8月の暑さが9月になれば忘れ去られていく。人間、どんな苦しいことも
過ぎてしまえは忘れてしまう。そんな苦しい時に人に助けられたりするものである。
楽になってしまえば簡単に自分が受けた恩を忘れてしまう。
こんな大切なご恩を受けて生きているのが人間。

 ヒマラヤ山の麓のある竹藪に、多くの鳥や獣と一緒に
 一羽のオウムが住んでいた。ある時、大風が吹き竹と
 竹とが擦れ合って火が起こり、大火となった。鳥も獣も
 逃げ場を失って鳴き叫んだ。その時、オウムは長い間
 住居を与えてくれた竹藪の恩に報いるために、さらに
 大勢の鳥や獣を救うために近くの池に入っては翼を水に
 浸し、空にかけのぼって燃え盛る火の上に水滴を注ぎかけ、
 繰り返していた。ほかの鳥たちは「そんな少しばかりの
 水滴に火を消すことは無理だから無駄な努力はやめなさい]
 と忠告したがやめることはなかった。
 天界の神々は感動し力を合わせて火を消し止めた。

お釈迦様は「限りない慈悲の心」を持ちなさいとこんなお話をされたようである。

「恩は石に刻め 恨みは水に流せ」という言葉が古来から伝えられている。
「恩」という字は「因」=原因となるものである。
私たちは今こうしていられる原因となる事に感謝する心を持つことである。
此の岸から彼の岸へ・・こころの修養機関でもある。