レンズを透して見ると

お釈迦さまから数えて、二十二代の祖と云われるインドのマヌラ尊者の偈に
 心は萬境(ばんきょう)に随って転ず
 転ずる処 実によく幽(ゆう)なり  
 流れに随って性(しょう)を認得すれば
 喜びも無くまた憂いも無し
”コロコロ転がっているから心だ”とよく聞く。
確かにころころな心なので、どこかに止まっていたら心の本性は失われてしまう。
心には姿や形はないが、ただ感受作用を持っている。
感ずるところに心が存在している。感ずると同時に心を流さなければいけない

先日、メガネ屋さんに伺った。最近の主流は黒ぶちで長方形、耳への渡しも太い。
なにか人間がロボット化しているような容姿を顔から感じる。
なかでも関心をいだいたのは、いろんなスタイルでメガネを着替えることである
ちょっと昔までは正装用、スポ-ツ用、ライフ用に着替えることは覚えていたが
レンズによって細かく分類されているものがあった。
同じスポ-ツでも テニス用・ゴルフ用、アウトドア用にパソコン用種々様々である。
いわゆる形より中身?に目が向いているところに本来のメガネを教えてくれている
ようである
。パソコン用を掛けてみた、確かに要らない光を抑えてきれいに見える。

人間には元来もつ免疫力がある。いま盛んに健康補助食品がはやりにはやっている。
そして新型インフルエンザ・・・。
予防も必要だが免疫力を高めていかなければならない。
レンズを透したあなたの見ているものは本物ではないことを。
「流れに随って流れに任す」
時の流れの本性を認得することによって時流に流されっぱなしに流れるのではなく
流されつつも流されない知恵を掴もうではないか。