なるようになる 心配するな

あけましておめでとうございます。今年も當ホ-ムペ-ジを宜しくお願いします。
皆様方にとって平成22年が良き年でありますようお祈りいたします。
あの頓知咄で有名な一休さん(一休宗純禅師1394~1481年)にはいろんな
遺言葉がある。
    ○門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし(『狂雲集』)
    ○釈迦といふ いたづらものが世にいでて おほくの人をまよはすかな
    ○秋風一夜百千年(秋風のなかあなたと共にいる。それは百年にも千年の
                                   歳月にも値するものだ)
    ○女をば 法の御蔵と 云うぞ実に 釈迦も達磨も ひょいひょいと生む
そんな一休さんが亡くなる時、玉手箱のような一つの箱を用意させ、枕もとに集まった
人に云った。
「この中に私の遺言状が入れてある。自分が死んだからと言ってすぐに開けてはならない。
本堂の仏壇の中に入れておき、100年・200年後になって仏教が滅ぶか、寺が倒れるかと
いうようなこの寺の興亡の一大事が生じ、人々が相談に相談を重ね、ありとあらゆる知恵を
しぼり、議論をたたかわせてみてもどうにもならぬというときに、7日間の間、この寺の僧侶が
『大般若経』を読んで禅の修行をしてから始めて箱を開いて遺言状を読むがいい。そうすれば
その大事件の解決法はたちどころに分かるだろう」と。その後、平穏無事に過ごしてきた。
ところがある年に大徳寺の浮沈みにかかわる大事件が起きた。誰かが、一休さんの遺言を
思い出して玉手箱を開くことになった。一同大変喜んで7日間の法要、修行をしいざ開いた。
長老が封を切って声高らかに読み上げのは・・・・ 
                      “なるようになる しんぱいするな” であった。
一休さんのいうこの言葉とは大事を成り行きに任せておくのではなく、ただいたずらに心配して
いるのは愚の骨頂だということ。心配など吹き飛ばして、しなければならないことは人智を尽くし、
できる限りの力を出すことだと云うことである。

一年の始めです。いわゆる”人事を尽くして天命を待つ”努力を怠らないようにしたいものです。