華燭の典

姪の結婚式が2月7日に行われる。
式師の大役を仰せつかった。2人にとっては大切な日となるわけだ。

『絆 き・ず・な』という言葉を華向けに贈った。
”人と人とのたつことのできないつながり・・離れがたい結びつき”(大辞泉)
考えてみると、私たちの日常生活の中で何回となく「踏みいだす日は今日だ。正しくいこう」
と誓って出発する日の多いことだろうか。
日々の生活の中で、節目をつけることは大事なこと。節目の中でスタ-トとゴ-ルを繰り返し
ながら確実に自らを成長させていく。
でも人間は環境が変化するといろんな反応を示すものである。環境に順応する人、拒絶反応
を示す人、なかなかとけこめなく時間がかかる人、折角とけこめても意思が弱くやめていって
しまう人など・・さまざまである。

 九条武子夫人という人は次のような歌を詠んでいる。
   ”一というはじめの数に ふみいだす日なり今日なり正しくあらん”

自然数の最初の数「一」は、始めの数。毎年行われる入学(園)式・入社式もしかり、スタ-トの
日を定めしっかり頑張っていこう、新生活がいままさに始まろうとする記念の日である。
そんな一つ一つの糸を編んでいく。
決してそれは一人で全部を編むのではなく、始めの「一」を肝に銘じ半分ずつ互いが譲り合い、
労わりあいながら歩むことである。それが『絆』である。
どちらかが半分を超えようとする、超えてしまうようなときは相手の気持ちになろう。
そして滅点法でゆくか、加点法でゆくかである。
日を経るに従ってお互いの美点に気づくのが加点法、日々幻滅を感じるのが滅点法である。

人類でたった一人と一人が出会い結ばれたのだから。
末長くお幸せに。