欲するこころ 願うこころ

ここ函館は今月がお盆です。
先月18日は、東日本大震災から数えて100ケ日でした。お寺でも追善供養が行われました。無念にして命を亡くされた方々は初盆です。どんな状態にある
なしに係わらず各家庭(あなたのところ)に戻っていらっしゃいます。
科学技術の進歩とともに人間の外界に対する考え方は驚くほど変わりましたが、人間の内なる心の世界は昔とほとんど変わっていないはずです。
願いは、私たちが生きていく努力目標です。それは明るさであり、何よりも生きていく力の源です。人間にとってこれほど大切な心はありません。しかし、それに対して同じような心に、欲があります。これは願いに反して暗さであり、私たちの生きる方向を誤らせる源です。
その違いは・・・・・
願いは自分が正しい努力をすることによって、周りをよく変えていくことができるものです。それに対して欲は、自分の努力なしの自分勝手な頼みごとであり、人の力ではどうすることも出来ないことに対する幻想なの
です。
そう考えると、はじめにあげた色々な願いもそのままただちに欲に変わるものもあるでしょうし、こころの持ち方いかんによっては欲に変わるものもあるようです。
お互い欲ではなく、願いの生活を心がけたいものです。