家と家の架け橋

先月愚息が結納を交わした。
親としても初めてのことで戸惑った感があったが当人はじめきちんと納めることもできたし
新たな人生生活に区切りをつけたと納得している。
最近(いろいろな事情もあってのことか)この結納(入籍)の儀式ひとつとっても簡単に食事を
して終えたり、書類上で済ませたりしているようである。
大分前になるが知り合いの結婚披露宴に呼ばれたことがある。
出足はよかったのだが、結局単なる飲み食いの場と化していた。
来賓の祝辞には静粛に聞かず、なんと新郎は下を向いていてよくよく見ると携帯電話をいじ
っている。その場にいた2時間が苦痛であったことを覚えている。

節目、けじめ。
結納ってなんだろう? 結婚ってなんだろう?
知らない同志が一緒になり大切な儀式(報告)をして尊い新しい命を生み人生がスタ-トする。
かかわってくれた人々に感謝の思いを告げつつ自らが自覚(宣言)
二人にとっては、気持ちの上で大きな節目になり、また責任や覚悟を新たにする大事な式。
さらに両親(両家)にとっても考え方、生活習慣の違う両家がこの結納を通して歩み寄り、二人の
婚儀をスム-ズに運ぶ潤滑油にもなり、今後の両家が親戚付き合いをするうえでお互いが尊重
しあいながらお付き合いができることになる。
両家の家と家の架け橋を二人はするのである。

今年も千葉自坊でのお盆がはじまる。慣習、習慣、儀式の尊さを改めて確認したい。